鉛筆を削って、三行だけ
机の引き出しから、短くなった鉛筆が出てきた。いつ買ったものか覚えていないけれど、持ってみると妙にしっくりくる。
続きを読む →なんでもない日を、少しだけ大切に。
机の引き出しから、短くなった鉛筆が出てきた。いつ買ったものか覚えていないけれど、持ってみると妙にしっくりくる。
続きを読む →いつもより少しだけ早く目が覚めた。窓を開けると、秋の空気が部屋に入ってきた。
続きを読む →八百屋の店先で、小さな袋に入った栗を見つけた。栗ごはんが食べたくなって、少しだけ買って帰った。
続きを読む →夕方の風が気持ちよくて、今日は電車に乗らずに歩いて帰った。
続きを読む →古本屋で買った随筆を開いたら、ページの間から古いレシートが落ちてきた。聞いたことのない町の喫茶店のものだった。
続きを読む →日曜日の午後、冷蔵庫に残った野菜でスープを作った。
続きを読む →お気に入りのシャツのボタンが、糸一本でつながっていた。着るたびに気になっていたのに、そのまま何週間か過ぎてしまった。
続きを読む →休日の朝、番茶を水筒に入れて川まで歩いた。どこかのお店に入るほどでもなく、家にいるには少し惜しい天気だった。
続きを読む →朝から雨だったので、洗濯はあきらめた。棚から久しぶりにレコードを一枚選んだ。中古で買った、少しだけ音の揺れるジャズの盤。
続きを読む →網でパンを焼いていたら、端のほうを焦がしてしまった。毎回見ているつもりなのに、ちょうどいいところはすぐに通り過ぎる。
続きを読む →夏の終わりに弱っていたバジルが、また小さな葉をつけていた。水をやりすぎたのか、足りなかったのか、いまだによくわかっていない。
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