夜の散歩は、遠くへ行かない
夕飯のあと、少しだけ外を歩いた。昼間の熱がまだ道に残っていて、サンダルの足元から上がってくる。空だけが先に暗くなっていた。
続きを読む →なんでもない日を、少しだけ大切に。
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夕飯のあと、少しだけ外を歩いた。昼間の熱がまだ道に残っていて、サンダルの足元から上がってくる。空だけが先に暗くなっていた。
続きを読む →夕方の風が気持ちよくて、ひと駅ぶん歩いて帰ることにした。電車の中からは見えないほうの道を選ぶと、初めて見る小さな本屋があった。
続きを読む →番茶を水筒に入れて、川まで歩いた。お店に入るほどでもなく、家にいるには少し惜しい天気だった。土手の草が、まだ短い。
続きを読む →夕方、いつもの道で足が止まった。寒い空気の中に、ふっと甘い匂いが混じった。見回すと、低い植え込みに沈丁花が咲いていた。
続きを読む →角を曲がる少し手前で、金木犀の匂いがした。花が見える前に、毎年ここに木があることを思い出す。
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